あなたの狂おしいほどの深い愛情で、もう一度恋ができました
 仲直りのキスは、甘くてとろけてしまいそう。
 お互いの唇が熱いせいか、そのキスもどんどん熱を帯びて妖艶になっていく。

 架くんが覆いかぶさるように重なってきて、私は自然と押し倒された。

「……架くん」

「我慢がきかない。でも……ここじゃ葉月は背中痛いか」

「じゃあ、ベッドで」

 ポツリとつぶやいた私の言葉に、架くんは目を丸くした。

「知らないからな。煽ったのは葉月だから!」

「あのっ……シャワーとか…」

「無理。待てない」

 言うが早いか、架くんはあっという間に私の体を起こし、隣の寝室のベッドで再び同じように組み敷いた。
 唇にキスしながら、私が着ていたブラウスのボタンをはだけさせ、首筋や胸元にもキスを落とす架くんは妖艶で、一気に私も体温が上昇していく。
 架くんも服を脱ぎ捨て、肌と肌が密着すると、とてつもなく幸せな気持ちになった。

 抱かれて気持ちいいとか幸せだとか、そんなふうに感じたのは初めてかもしれない。

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