私のダーリン
デスクで何百通ものパンフを
各お客様に向けて準備した。

ダンボールにまとめ、
一階の所定の場所まで運ぶ。
配達の人が取りに来るのだ。

前がイマイチ見えない…。
それでも…
「よいしょ、ガンバ!わか!」
エレベーターのボタンを押そうと
ヨロヨロした、
「和香ちゃん!俺が持つよ。」
「あっ、町田くん…何で?営業って
5階じゃない?ここ、3階だよ?」
「部長に渡す書類を持ってきたんだよ
そしたらさ、和香ちゃんがヨロヨロして
危なっかしいから」

「へへ。分けて運ぶの面倒くさがったから…。」
あちゃーって顔してる??
「なんか…。かわいいね。やっぱり」
「なっ!可愛いくなんか無いよ!」
「自分のことわかって無いね、はぁ〜〜
まったく、これだもんね…」
「とにかく、これ一階まで運ぶから!
ごめん、急ぐから。」
「だから…俺が持つよ。わかった?」
「はい…。お願いいたします…」
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