私のダーリン
俺は、今日、和香の勤める会社と
契約をしに来た。
なにも話してないから、驚くかなぁ?
和香の仕事する姿を見れるんじゃないかと少し期待してきた。
ロビーの片隅で、聞き覚えのある声、
怯えてるのがわかった。
身体が震えた。
和香だ。

駆け寄った、
「何してるんだ!!その手離せよ!」
目を見開き驚く町田、
「あなたが何で…」
「仕事の打ち合わせだ!」
「隼…。」差し出す手。
俺の方に引き寄せた。
腕の中に抱きしめた。
「スーパーマンみたい…。ふっ」
「俺は、和香のスーパーマンだ!」
「二度と和香に近ずくな!」
「あなたになんて…。俺は諦めない!」
降りてきたエレベーターに乗って
行ってしまった。
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