私のダーリン
「ベット…」
「どこ?」
「横のドア…」

私をお姫様だっこして

寝室に。

そっとベットに下ろされ、
私の上に覆うようにかぶさる。

重なる唇、
耳朶を甘噛みし。
首筋キス、
左手がブラのホックを外し、
露わになる膨らみを
優しく揉む、右手は私の髪を撫で

「光希…すきだよ…」
彼の唇は、全身を這うよに
あらゆる所にキスの雨。

膨らみの頂きを口に含み
舌で転がす。
「はぁん、あっ」
身体が熱い。
何度も触れては離れる指先の愛撫。

熱を持ち、
待ち焦がれる場所。

どんどん下に下がる彼の唇。

太腿の間に沈む。

妖艶な音を立て、
甘く刺激する。

指先が中を捉え、掻き乱す。

「いや〜。けん、と」
「いって…。」最奥に向かって
走る刺激。

身体が大きく弓のようにしなる。

その一瞬を逃さないとばかりに
彼自身が
私の中へ。

静かな部屋に響くのは、
軋むベットの音と、
男女の甘い喘ぎのみ。

「私を…みて…お願い…」

「もう…光希しか見えない…」

快楽の喜びと
彼からの愛に

深く溺れてしまいたい。

一筋の涙が頬を伝う。

「すきだよ。泣かないで…」
彼の舌がその雫をすくってくれる。

誓うよ。
もう、君しか見ない。
愛に気ずかせてくれた光希…。

その頬も、その唇も、この身体も
僕だけのもの。

擦れあう場所は
熱く愛に溺れてゆく。

「みつ…き…。うっ」
「はぁん、けん、と。」

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