私のダーリン
ベットに眠る、
健人の額の髪をそっと
撫でた。

「好きだよ…。」
女の子みたいに綺麗な彼の頬に
キスした。
「光希…。」
「ごめんね。起こしちゃったね」
「起きてた」
「嘘…。」
彼の胸にそっと寄せた頬。
髪を撫でてくれる。
「光希…。もう、お前しか見てない
だから、不安がるなよ。」
「健人…。私…」
「気の迷いとか、そんな風に思ってるんだろう?」
「だって…。」
「好きだよ。俺も。」
ブランケットの中から
手を出し、
ぎゅっと私の手を握り
「この手、離さないからだから、光希も
離すなよ。」
「…健人…。好きだよ…。胸が痛いくらい大好きだよ」
「胸?どこらへん??」
彼の手が胸を弄り、
クニュっと揉んだ。
「きゃ!エッチ!!」
「あはは〜!たくさん揉んだし、
見たよ。」いたずらに笑う。
「健人…のバカ!…」
「お客様に愛想振りまくの仕事だけど、
その…はにかんだ笑顔は、絶対、
他の男に見せるなよ。」
「見せないと…思うけど??」
「和香ちゃんと光希は、男性社員に
人気なんだよ。知らなかったのか?」
「和香は…ともかく、
私は…無い、無い」
両手で私の頬を
摘み。
「スタイル良くて、美人なんだから、
気をつけろ!わかった?」
「わかんないけどけど…。わかった」
「なんだよ、それ?」
見つめあって
「ふふふ」「あはは〜」
「光希…。おいで」
「うん…」
「そんな顔したから、お仕置き!」
「なっ、何??」
健人の熱に
私は完敗。






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