私のダーリン
抱き合って
隼の腕の中で脱力する私に

「最近、仕事がうまくいって今度
本社に異動がでるんだ。」

「えっ?本社って確か…私達…遠距離に
なるの?」

「うん、そうなると思う。でも…俺は
変わらないよ?」

「私…おめでとうって言いたい…でも」
綺麗な瞳から
流れる涙。
「和香…。少しだけ待って欲しい。
悲しませるような事はないから。俺を信じて」
「うっ、……」
私は、離れ離れな事が切なくて
止まらない涙。

「泣かないで…。休みの日は必ず
会いに来る。」
「絶対…だよ…。うっひっ…く」

俺は強く強く抱きしめた。
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