私のダーリン
午前中に今月のスケジュールを
まとめ、
榊さんのもとに資料を持っていくと
「松中、出来たの?」
「はい。後は、後日お客様にお問い合わせして細かい部分を詰めたいと思ってます。」
サッと目を通し
「うん、大丈夫そうね。じゃ、今日の
ドレス試着しにいきましょう。」
「はい」
三階の衣装部に向かい
ドアをノックした。
中から
「どうぞ!」
ドアを開け
「あなたが松中さん?うーん。スタイルは、なかなかね。なら、これなんか
どう?ねぇ?榊!」
「みゆき。良いわね。」
にっこり笑ってでしょ?って
そのドレスは、
オフショルダーで
色は、淡いすみれ色。
ウエストに細かなレースが。
キラキラと肩の部分には
スワロスキーが散りばめられていた。
「榊さん、凄いです。でも…私なんかに
似合いますか?」
「何?あんたは、自分でわかってないと思うけど、美人なんだよ?」
「そんな…。平凡なのに…」
「しのごの言わないで試着。」
「は〜〜い。」
カーテンを開け
鏡の前、
デコルテを着て
髪をアップして
後ろのファスナーをあげた。
「榊さん…着てみました…」
「わぁーいいーね。似合うよ!」
ケープをされ
メーキャップ。
違う自分へと変貌してゆく。
そこに映る私は…誰?
「本当ー!綺麗になった!さぁ!
頑張って来てよ!」
コンコン!ノックする音。
ガチャとドアが開いて
王子様仕様の男性。
「あっ、晴人!見て、素敵でしょ!」
上から舐めるように見る主任。
「いいね〜。綺麗だ。このまま
連れて帰りたいね。」
王子の微笑み。
「また〜〜。チャラ男が!パーティって言って仕事なのよ!ちゃんとしなさい
晴人!」
「ハイハイ。榊ちゃん。」
「晴人、相変わらずね。呆れる」
「なんだよ。みゆきちゃんまで…」
サッと手を差し出し
「では、姫、まいりますか。」
「は…い、お願いします」
従業員出口から
黒いセダンで
パーティが行われるホテルに向かった。
まとめ、
榊さんのもとに資料を持っていくと
「松中、出来たの?」
「はい。後は、後日お客様にお問い合わせして細かい部分を詰めたいと思ってます。」
サッと目を通し
「うん、大丈夫そうね。じゃ、今日の
ドレス試着しにいきましょう。」
「はい」
三階の衣装部に向かい
ドアをノックした。
中から
「どうぞ!」
ドアを開け
「あなたが松中さん?うーん。スタイルは、なかなかね。なら、これなんか
どう?ねぇ?榊!」
「みゆき。良いわね。」
にっこり笑ってでしょ?って
そのドレスは、
オフショルダーで
色は、淡いすみれ色。
ウエストに細かなレースが。
キラキラと肩の部分には
スワロスキーが散りばめられていた。
「榊さん、凄いです。でも…私なんかに
似合いますか?」
「何?あんたは、自分でわかってないと思うけど、美人なんだよ?」
「そんな…。平凡なのに…」
「しのごの言わないで試着。」
「は〜〜い。」
カーテンを開け
鏡の前、
デコルテを着て
髪をアップして
後ろのファスナーをあげた。
「榊さん…着てみました…」
「わぁーいいーね。似合うよ!」
ケープをされ
メーキャップ。
違う自分へと変貌してゆく。
そこに映る私は…誰?
「本当ー!綺麗になった!さぁ!
頑張って来てよ!」
コンコン!ノックする音。
ガチャとドアが開いて
王子様仕様の男性。
「あっ、晴人!見て、素敵でしょ!」
上から舐めるように見る主任。
「いいね〜。綺麗だ。このまま
連れて帰りたいね。」
王子の微笑み。
「また〜〜。チャラ男が!パーティって言って仕事なのよ!ちゃんとしなさい
晴人!」
「ハイハイ。榊ちゃん。」
「晴人、相変わらずね。呆れる」
「なんだよ。みゆきちゃんまで…」
サッと手を差し出し
「では、姫、まいりますか。」
「は…い、お願いします」
従業員出口から
黒いセダンで
パーティが行われるホテルに向かった。