私のダーリン
先輩と別れ、
大きなホテルの前を通ると
見慣れた人物。
「和香?なんで?あいつ誰だよ!」
恥ずかしそうに下を向き
黒いセダンに乗り込む和香。
綺麗にドレスアップして
隣にはモデル級の男の姿。
胸が苦しくて、それ以上に
あんな男に笑顔見せんなよ!クソ!
イライラした。
マンションに戻り
浴びるほど酒を飲んで
眠ってしまった。
不安なまま。
私は、主任にご飯はまた後日と
断り
最寄りの駅から
タクシーで隼のマンションに着いた。
インターホンを鳴らす。
反応が、無い。
部屋の明かり点いてたよなぁ〜〜?
バックから鍵を出し開けた。
「隼?居るの?」
お酒の匂いに
「隼〜〜。どうしたの?」
身体を揺すった。
「和香??うーん〜〜。」
「お前?なんで??」
「見て?素敵でしょ?」
ほんのり赤みを帯びた顔の和香に
ムッとした俺は、
「そんな姿で誰と居たんだよ!!」
「えっ?隼?」
「見たんだよ。男と腕組んで…俺が
居ないからって!ふざけんな!!」
びっくりした。
すごく怖い…。
「違う!違うの!仕事で…」
身体が震える。
バタンと私を組み敷き、
乱暴に服を脱がす隼。
「いや!!止めて!隼!」
「俺には、触れられたく無いってか!」
「酷いよ…。今日は、ブライダル界の
パーティで主任と参加しただけなのに」
「今日の隼、おかしいよ…。せっかく
おやすみもらえて…」
服を直し
飛び出した。
行く当てもなく…。走った。
近くの公園のベンチに座った。
とめどなく流れる涙。
信じてくれないの?
車のライトが私を照らした。
ドアが開いて
近ずく人影。
「あれ?君、和香ちゃん?」
「早川さん…」
「こんなところでどうしたの?」
私は…
「うわ〜〜ん。わたし…」
優しく背中を撫で
「ここに居たら風邪引くからとりあえず
乗って?」
車に乗り
走り出した。
「なにがあったの?コーヒーでもだすから家においで。」
着いたのは、ドアマンがいる
素敵な高層マンションだった。
「お邪魔します。」
恐る恐る中へ。
「ソファーに座って?」
温かいコーヒーが置かれた。
一口…。ボタポタっと流れる涙。
「聞くよ?話して?」
それまでの経緯を説明した。
「君を信じてあげられないヤツなんか辞めて、俺にしなよ。大切にするよ?」
頬に沿う掌。
「私…。好きの人に信じてもらえないってこんなに…辛い…。
うっ、ひっ、あ〜〜ん」
優しく抱きしめてくれる早川さん。
鞄の中でスマホが鳴っていた。
早川さんは、そのスマホを取り
「もしもし?君だれ?和香ちゃんは
僕が貰う。君より大切にする。」
そんな事を言う男。
「和香を!和香を返せよ!
ふざけんな!」
「和香ちゃんを傷つけてそんなヤツに
渡せないね。」
通話を切ってしまう。
「和香ちゃん。大丈夫?」
「ずみませ…ん。うっ、」
早川さんは、クローゼットから
「これに着替えて?」
差し出された服はワンピース。
「あっ、これね、妹が置いてったんだ
サイズは大丈夫だと思うけど?」
隣の部屋で着替えて
リビングに戻った。
「うん、ビッタリ。ご飯は?」
グゥーっとお腹が鳴る。
「あはは!待ってて何か用意するから」
キッチンで何かを作り
戻って来た。
「冷凍だけどね。」
「ありがとうございます。頂きます」
ピラフ、スープ
「美味しいです。」
落ち着いた私に
ブライダルのお仕事について
知らない事を沢山話してくれた。
「きゃはは、早川さん!そんな事したんですか?」
「和香ちゃん。笑ってるとすごくかわいいね。」
「えっ?」
髪を撫でる大きな掌。
ドキッとした。
「本気で、好きになりそうだよ」
「早川さん…私なんて。ダメですよ」
柔らかな微笑み。
私のスマホが何度も鳴る。
「そろそろ、出てあげたら?」
「はい」
「もしもし…」
「和香!ごめん。俺…」
「隼…。私…」
「帰ってきてくれよ…」
「…。会いたくない…。」
「ちゃんと…話そう…頼むから…」
隼の切ない声。
「わかったから…」
電話を切り、
「早川さんありがとうございました」
「送って行くよ。」
「ありがとうございます。」
借りていたドレスを大きな紙袋に入れてもらい、隼のマンション迄送ってもらった。
ドアを開けて
早川さんが
「彼が?」「はい」
薄着のまま隼が立っていた。
隼に近づき、
「和香ちゃんを泣かせたら、僕も
本気だすから。覚悟して!」
「泣かせませんよ。和香は、俺の全てですから。ありがとうございます。」
「和香ちゃん。またね。」
「ありがとうございました。」
車が去っていった。
「和香…。勝手にどっか行くなよ…」
ぎゅーっと折れそうなくらい
強く抱きしめられて
「隼、苦しいよ、」
「あっ、ごめん」
大きなホテルの前を通ると
見慣れた人物。
「和香?なんで?あいつ誰だよ!」
恥ずかしそうに下を向き
黒いセダンに乗り込む和香。
綺麗にドレスアップして
隣にはモデル級の男の姿。
胸が苦しくて、それ以上に
あんな男に笑顔見せんなよ!クソ!
イライラした。
マンションに戻り
浴びるほど酒を飲んで
眠ってしまった。
不安なまま。
私は、主任にご飯はまた後日と
断り
最寄りの駅から
タクシーで隼のマンションに着いた。
インターホンを鳴らす。
反応が、無い。
部屋の明かり点いてたよなぁ〜〜?
バックから鍵を出し開けた。
「隼?居るの?」
お酒の匂いに
「隼〜〜。どうしたの?」
身体を揺すった。
「和香??うーん〜〜。」
「お前?なんで??」
「見て?素敵でしょ?」
ほんのり赤みを帯びた顔の和香に
ムッとした俺は、
「そんな姿で誰と居たんだよ!!」
「えっ?隼?」
「見たんだよ。男と腕組んで…俺が
居ないからって!ふざけんな!!」
びっくりした。
すごく怖い…。
「違う!違うの!仕事で…」
身体が震える。
バタンと私を組み敷き、
乱暴に服を脱がす隼。
「いや!!止めて!隼!」
「俺には、触れられたく無いってか!」
「酷いよ…。今日は、ブライダル界の
パーティで主任と参加しただけなのに」
「今日の隼、おかしいよ…。せっかく
おやすみもらえて…」
服を直し
飛び出した。
行く当てもなく…。走った。
近くの公園のベンチに座った。
とめどなく流れる涙。
信じてくれないの?
車のライトが私を照らした。
ドアが開いて
近ずく人影。
「あれ?君、和香ちゃん?」
「早川さん…」
「こんなところでどうしたの?」
私は…
「うわ〜〜ん。わたし…」
優しく背中を撫で
「ここに居たら風邪引くからとりあえず
乗って?」
車に乗り
走り出した。
「なにがあったの?コーヒーでもだすから家においで。」
着いたのは、ドアマンがいる
素敵な高層マンションだった。
「お邪魔します。」
恐る恐る中へ。
「ソファーに座って?」
温かいコーヒーが置かれた。
一口…。ボタポタっと流れる涙。
「聞くよ?話して?」
それまでの経緯を説明した。
「君を信じてあげられないヤツなんか辞めて、俺にしなよ。大切にするよ?」
頬に沿う掌。
「私…。好きの人に信じてもらえないってこんなに…辛い…。
うっ、ひっ、あ〜〜ん」
優しく抱きしめてくれる早川さん。
鞄の中でスマホが鳴っていた。
早川さんは、そのスマホを取り
「もしもし?君だれ?和香ちゃんは
僕が貰う。君より大切にする。」
そんな事を言う男。
「和香を!和香を返せよ!
ふざけんな!」
「和香ちゃんを傷つけてそんなヤツに
渡せないね。」
通話を切ってしまう。
「和香ちゃん。大丈夫?」
「ずみませ…ん。うっ、」
早川さんは、クローゼットから
「これに着替えて?」
差し出された服はワンピース。
「あっ、これね、妹が置いてったんだ
サイズは大丈夫だと思うけど?」
隣の部屋で着替えて
リビングに戻った。
「うん、ビッタリ。ご飯は?」
グゥーっとお腹が鳴る。
「あはは!待ってて何か用意するから」
キッチンで何かを作り
戻って来た。
「冷凍だけどね。」
「ありがとうございます。頂きます」
ピラフ、スープ
「美味しいです。」
落ち着いた私に
ブライダルのお仕事について
知らない事を沢山話してくれた。
「きゃはは、早川さん!そんな事したんですか?」
「和香ちゃん。笑ってるとすごくかわいいね。」
「えっ?」
髪を撫でる大きな掌。
ドキッとした。
「本気で、好きになりそうだよ」
「早川さん…私なんて。ダメですよ」
柔らかな微笑み。
私のスマホが何度も鳴る。
「そろそろ、出てあげたら?」
「はい」
「もしもし…」
「和香!ごめん。俺…」
「隼…。私…」
「帰ってきてくれよ…」
「…。会いたくない…。」
「ちゃんと…話そう…頼むから…」
隼の切ない声。
「わかったから…」
電話を切り、
「早川さんありがとうございました」
「送って行くよ。」
「ありがとうございます。」
借りていたドレスを大きな紙袋に入れてもらい、隼のマンション迄送ってもらった。
ドアを開けて
早川さんが
「彼が?」「はい」
薄着のまま隼が立っていた。
隼に近づき、
「和香ちゃんを泣かせたら、僕も
本気だすから。覚悟して!」
「泣かせませんよ。和香は、俺の全てですから。ありがとうございます。」
「和香ちゃん。またね。」
「ありがとうございました。」
車が去っていった。
「和香…。勝手にどっか行くなよ…」
ぎゅーっと折れそうなくらい
強く抱きしめられて
「隼、苦しいよ、」
「あっ、ごめん」