私のダーリン
ベットに横たわり情事の後。

隼の腕枕。

「こっちに引っ越して来ないか?」
「でも…仕事が…。」
「離れてると心配なんだ…」
「私、仕事してるとね。沢山の人が
笑顔になる瞬間に立ち会えるの。
頑張って良かったって思える」
「ごめんな。無理言って」
「違うの。隼の気持ち。すごく嬉しい
でも、もう少しだけ、頑張りたい。」
「そうか。そうだよな。」
「あのね。お休みの日は、ここに来ても良い?」
「いいに決まってる。」
「ふふ。嬉しい!」
ガサガサっとサイドテーブルの
引き出しから
何かを出した。
「これ。和香にやるよ。いつでも来ていいから。」
私の掌に合鍵をのせてくれた。
「うん。嬉しい。ありがとう」
クシャクシャと髪を撫でる大きな掌。
見つめあって
甘くkissした。
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