私のダーリン

何も考えずただ必死に目の前の仕事を
こなす毎日。
あれから、和香にメールするが
既読もない、
そもそも、電話に出ない。
会いに行きたいが、プロジェクトも山場
今投げ出す訳にいかない。
「海東、進めてた契約どうだ？」
「はい、あちらの要望を入れて、内容に、
納得してもらいました。」
「そうか！良くやった！」
「矢野さんが助けてくださったので、俺1人では
難しかったです。」
「いやいや、海東は、良くやったと思いますよ」
そこえ、真鍋がやってきた。
「あら、私からのアドバイスも役に立ったはずよ。いくつか、プランを提案して落とし所を
見つけられる様アドバイザーとしての仕事は
出来たと思うけど？ねぇ？海東隼？」

相変わらず、甘ったるい声で俺に寄りかかって
こようとした。
「あなたのアドバイザーとしてのお力は
感謝してますよ。でも、その鼻につく香り
なんとかした方がいいですよ」
「なっ！何よ！感じ悪い！」
間に入り、矢野さんが
「真鍋、それくらいにしとけ！」
「でも、なんか腹立つ！」
矢野さんが真鍋を連れて外へ。
「海東、ところで、先日の話答えは？」
「ちょっと、これからを話したい人がいます
もう少し待ってください。」
「わかった。そう待てない。後、1週間で
答えを出してくれ。」
「わかりました。」