嫌なアイツ
合鍵と認証




『じゃ明日お店の方に寄るからそれから晩ご飯でも一緒に食べながら話すよ…』


翔はそう言った。



私は翔に解ったと返事をしそして海莉の話と饗庭さんの話をして翔と電話を切った。



電話を切った後…
翔は一体、私になんの様なのか?
を考えたけど…


何も浮かんで来なかった。


私は自分の部屋を出て海莉の部屋に行くと海莉も丁度、饗庭さんとの電話が終わった所みたいだったので私は翔との会話の内容を海莉に話した。

海莉は明日に成ったら解る事なんだから明日の楽しみにすれば?
と私に言った。


明日、翔がお店に来たら私は翔と出掛けるからと海莉に話をしていいよ!と返事を貰い海莉の部屋を後にした。


自分の部屋に帰って来たのはいいけど…



明日の事を考えてしまって…

なかなか寝付けない


ダメな私…


そう自分で言いながら大きな溜め息を吐いた。



花屋の仕事は仕入れに行かないから朝9時にお店を開ければ十分にいける時間。

病院が近所にあるけど病院の近所に花屋はうちだけしか無く朝9時の開店と同時にお客さんが来るのは珍しくない。

明日は生花の搬入の日。



早く寝ないと…





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