嫌なアイツ




なに?

と海莉に聞くと…


【愛莉ちゃん本当に分りやすい性格。後2時間少々で翔さんが来るからってそんなにソワソワしなくてもいいのに…】

とまた笑った。


バレてたの?


私が思ってると…


【愛莉ちゃん自分で解ってないみたいだけど…端からみたら直ぐに解るよ!嘘をつくのも下手だもんね…】


海莉は笑いながら後少しで愛しの未来の旦那さんに会えるんだからソワソワするのは仕方が無いか?と言った。


未来の旦那に成るのか?なんて誰にも解らないのに…


海莉は気が早い!


私より海莉の方がきっと先に結婚する…私はそんな風に思ってたから…


なぜ?かは解らなかったけど…
私はそう思った。



18時前に成り…

翔が現れた。



『愛莉!迎えに来たよ!帰ろうか?』


店内に入って来た翔の声に店内に居たお客さんもバイトの子達もこっちを観た。


私の方へと来る翔に私がお帰り。
と私が言うと…



『ただいま。今日は17時に成るのが待ち遠しかった。早く17時成らないかな?って時計と睨めっ子してて上司に怒られたよ!』


と笑顔で言う翔。


私の隣りでクスクス笑う海莉を観て翔は海莉に質問した。






< 163 / 450 >

この作品をシェア

pagetop