嫌なアイツ
翔が怖い…
そう思った。
私は言われた通り靴を脱ぎ脱いだ靴をいつも通り揃え様とした時…
『靴なんかそのままでどうでもいいからさっさと上がれ!』
そう言って私の手首を引っ張りそのままリビングには行かず寝室のある方へ向かった。
寝室のドアが開き手首を引っ張られ私はベットの上に放り出された。
ベットにダイブする形に成り…
俯せのまま私がベットの上で動かないと翔は私の横に座り私の髪を撫でながら…
『何処か?に行こうとするんなら俺の家に居てろ!勝手に遠くへ行くな!俺の側にいろ!俺から離れるな!解ったな?』
と翔に言われた…
翔は私に海莉の言った事に傷付くな…
海莉は本心で言った訳じゃ無いはずだから…
と言って私の髪をずっと撫でてた。
私は海莉の言った言葉に傷付いてた…
海莉にあんな風に思われてたなんて思って無かったから…
私はまた泣いてた…
翔に髪を撫でられながら…
俯せに成った状態のまま翔のベットで…
『愛莉?』
今度は優しい声で私の名前を呼ぶ翔…
私が何?と返事をしたら翔は俯せに成って泣いてる私を抱き上げ自分の膝に私を乗せた。