嫌なアイツ
翔は安心した顔をして私にキスをした。
『愛莉?翼とはもう連絡を取らないで欲しい…俺は翼の事を嫌いじゃ無いけど愛莉お前の事が絡んで来てるから俺は翼には…翼にだけは負けたくない…他の誰にも愛莉お前を渡したくない…絶対に渡さない!』
翔は強い口調で私に言った。
私は翔の真剣な顔と真剣な声に目を逸らす事も出来ずただうん。と頭を縦に頷くしか無かった。
『よし!じゃ愛莉この話は絶対に約束だからね。』
とまた頭をポンポンと翔は叩いた。
翔は私の残したお弁当を食べお昼休みも終わるからそろそろ帰るよといい用意を始めた。
私が翔のスーツ姿をずっと観てると翔がそんなに観なくてもいいんじゃない?と照れ臭そうに私に言った。
私は本当に翔のスーツ姿が格好いい…
そう思ってしまった
翔は今日の晩ご飯を楽しみにしてると言い玄関へ歩いて行くのを私とカイザーとジュリアで追い掛け翔に玄関先で行ってらっしゃいをいい翔は笑顔で行って来ますといい玄関を出て行った。
翔を送り出した後に私は大切な事を聞くのを忘れてた。
携帯を取りにリビングに行き翔に電話を入れた。