嫌なアイツ
翔が電話に出て…
『愛莉?なに?一体どうしたの?』
と翔はビックリした様な声を出した。
私はカイザーとジュリアの散歩に行きたかったのでリードはどこにあるのか?
ハーネスはどこにあるのか?
と翔に聞いた。
『カイザー達のリードとかは玄関の下駄箱の下の籠の中にあるよ。カイザーとジュリアに散歩に行くよ!って言ったらあいつ達が自分で全部持って来るから愛莉カイザーとジュリアに散歩行くよ!って言ったらいいよ!あいつ達、いつの間にか?愛莉に懐いたみたいだからね。』
そう言った翔に私は散歩に連れて行ってもいいのか?もう一度、確認をした。
『あぁ。いいよ。愛莉に散歩を任せちゃうけどよろしく頼むな!』
翔のOKの言葉に私は思わず電話口でやったぁ~!カイザー!ジュリア!翔が散歩に行っていいんだって!!
と言うと翔が…
『愛莉?はしゃぎすぎたよ…』
そう言って笑ってる声が聞こえた。
私がだって!嬉しいんだもん!
と言うと…
『これから二人で毎日カイザーとジュリアの散歩に行けるだろ?』
翔に言われ私はそうなの?と聞く…
『愛莉はこれから俺と二人で生活するんだよ?解ってる?』
と聞き返された。