嫌なアイツ




翔が電話に出て…


『愛莉?なに?一体どうしたの?』


と翔はビックリした様な声を出した。



私はカイザーとジュリアの散歩に行きたかったのでリードはどこにあるのか?
ハーネスはどこにあるのか?
と翔に聞いた。



『カイザー達のリードとかは玄関の下駄箱の下の籠の中にあるよ。カイザーとジュリアに散歩に行くよ!って言ったらあいつ達が自分で全部持って来るから愛莉カイザーとジュリアに散歩行くよ!って言ったらいいよ!あいつ達、いつの間にか?愛莉に懐いたみたいだからね。』


そう言った翔に私は散歩に連れて行ってもいいのか?もう一度、確認をした。



『あぁ。いいよ。愛莉に散歩を任せちゃうけどよろしく頼むな!』

翔のOKの言葉に私は思わず電話口でやったぁ~!カイザー!ジュリア!翔が散歩に行っていいんだって!!

と言うと翔が…


『愛莉?はしゃぎすぎたよ…』


そう言って笑ってる声が聞こえた。




私がだって!嬉しいんだもん!

と言うと…


『これから二人で毎日カイザーとジュリアの散歩に行けるだろ?』

翔に言われ私はそうなの?と聞く…



『愛莉はこれから俺と二人で生活するんだよ?解ってる?』

と聞き返された。




< 190 / 450 >

この作品をシェア

pagetop