嫌なアイツ




私は籠を取り今日の晩ご飯のおかずを買った。

早くカイザーとジュリアの元に行かないとダメだったから私は刺身を手に取り籠に入れ牛乳とジュースとパンも適当に籠に入れた。

後、焼そばとうどんの玉も籠に入れ私はレジに急いで行き精算を済ませビニールの袋に入れ籠を直し外に出た。


カイザーとジュリアは私の姿を観ると尻尾を振って前足と後足をバタバタばたつかせ喜んでくれた。


私は木に掛けた紐を右手で2本持ち左手で袋を持ち家に帰る道を歩いた。

カイザーとジュリアは相変わらず警戒を解く事が無く私を挟んで前と後ろを歩いた。



家の近所まで来るとようやく警戒を解いたカイザーとジュリアに私は笑った。

家の前に着くと叔父さんが居た。

カイザーとジュリアはまた叔父さんの所へ行った。



私はカイザーとジュリアが叔父さんを好きなんだろう…
そう思った。



〔愛莉さん?犬の散歩のついでにお買い物にも行ってたんですか?〕

と聞く叔父さんに私がそうですよ。と答えると叔父さんは…


〔翔もようやく愛莉さんと言う人に巡り逢えて幸せに成れたんですね…〕

と言った。





< 194 / 450 >

この作品をシェア

pagetop