嫌なアイツ





私は海莉と饗庭さんと三人で翼さんが勤める第一総合病院へ急ぐ為に家を出た。


饗庭さんは親の車を借りて来たといい私を後部座席に乗せ海莉を助手席に乗せ車を発進させた。


20分程で車は病院へ着いた。


海莉が翼さんに連絡を入れてたみたいで翼さんは受付ロビーの前で待ってた。


〔愛莉ちゃん?もう大丈夫なの?〕

心配そうな顔をして聞いて来る翼さんに私が大丈夫と答えると…



〔兄貴の意識が回復したから病室まで案内するよ!〕

翼さんはそう言って三人に言い付いて来てね。と言った。


廊下を歩きながら翼さんは翔が通勤途中で事故に遭ったと言う話をしてくれた。



〔ここだよ。〕

と翼さんが指をさした。


翼さんはドアを開け


〔兄貴!起きてる?愛莉ちゃん達ようやく来たよ!〕


と中に入って行く翼さんの後に続き私も海莉も饗庭さんも病室の中に入った。



病室内には翔のお父さん、お母さん、叔父さんが居た。

私はこんにちは。
と挨拶をすると翔のお母さんに愛莉ちゃん良かったわね…
愛莉ちゃんはもう大丈夫なの?
と抱き付いて来た。



私ははい。
と答えた。






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