嫌なアイツ




翔は翔なのに…


もう別人に成った感じがした。
私の知ってる翔じゃ無い気がした。



私は翔に逢いたく成ったら来るから…

カイザーとジュリアは翔が家に帰って来るまで私が面倒を見るから…


そう言って翔に問い掛けた私は流れる涙を拭き翔の病室から出た。



翔が寝て無かった事に気付く事も無く…


私は家に着き先に翼さんに家に着いたとメールを送信した。


少しして…



〔今、着いたの?ちょっと遅くない?今日は一日、大変な事があったけどちゃんと一人で寝れる?〕

と返信内容を読み私は大丈夫。
そう翼さんに返信した。



私はカイザーとジュリアに向かって散歩に行くよ!

と声を掛けると…


二匹は口に銜えて紐をいつも通りに持って来たので準備をし散歩に行く事にした。



外に出ると…



綺麗な夕焼けだった



私は翔と二人で観たあの日の出を思い出した。


饗庭さんが以前、あの場所にはもう一つジンクスがあるんだよ…

と言ってた。


日の出を観に行った時に話してくれ無かったのに…


でもその話は翔によって最後まで聞けないまま今に至るんだけども…






< 208 / 450 >

この作品をシェア

pagetop