嫌なアイツ





饗庭さんが海莉に私の事を心配するより自分の身体を心配する様に言われてた。



そして私にWinkをする饗庭さんに…


私は感謝した。



パーキングに着くと饗庭さんはポルシェを乗って来てた。


私は饗庭さんに私は荷物入れに入れと言う事なのかな?

と言うと…



『俺が迎えに来たんだよ!』


…………………。


また空耳?

私の幻覚?



私は声を聞かなかった事にして…



饗庭さんと海莉にタクシーで帰るから先に家に帰ってて…

といいタクシー乗り場の方へ歩いて行こうとしたら…



『あんたはいつも俺の事をシカトするんだな?』

と言われた…



………………。


うそ…

翔の懐かしい声がする…

私は足を止め…

振り向くと…



・・・・・・・・。



翔が腕を組んで仁王立ちしてた。


私は自分の目がおかしく成ったんだ…

そう思い…

目を擦っても目をパチパチしても翔は腕を組み仁王立ちのまま…

あぁ~

きっと錯覚?

翔の蜃気楼でも幻でも観てるんだろう…そう思った私は…
今度はホッペを摘んだ…


いひゃい!!


ホッペが痛かった…





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