嫌なアイツ
廻りを見渡し…
・・・・・・・・。
記憶にある部屋…
そう…
ここは…
翔の寝室…
起き上がると…
カイザーとジュリアが私に飛び掛かって来て顔を思いっ切し舐めだした。
私は久し振りに逢うカイザーとジュリアに元気にしてた?
翔の言う事をちゃんと聞いてた?
と頭を撫でて言ってる私を翔が観てた。
私は久し振りに逢うカイザーとジュリアに散歩に行こうか!とついつい言ってしまった…
カイザーとジュリアは私の声に反応し走って玄関まで行って紐を銜え尻尾を振り私の元に帰って来てしまった…
私は溜め息を吐いたけどカイザーとジュリアに嘘をつく訳にはいかなかったからハーネスの紐を通しリードでロックしリードを持ち寝室からキョロキョロしながらキッチンに行き袋とティッシュを出しリビングで私の鞄を見付けたのでお財布と携帯と鍵を出し玄関へ向かった。
誰も居なくて良かった…
私は玄関で靴を履きカイザーとジュリアのリード持ち玄関を出た。
玄関が閉まると自動的にロックの掛かる翔の家…
私はエレベーターに向かった。
エレベーターに乗り一階へ降りた。