嫌なアイツ





久々に店でも出るかな!


私はご馳走さまといい部屋に戻った。



服を着替えエプロンを久々につけ道具を腰に掛け私は店に行く準備を着々と進めてた。


ドアがノックされ…


どうぞ!
と言う声を掛けると


ドアが開き…



〔愛莉!あんた昨日はそのまま帰って来て寝るなんてダメじゃ無いの!何度も部屋に来て起こしたのにあんたは起きなかったのよ!〕

朝から母の小言が始まった。



私は母を見ずにごめん!ごめん!と謝りながら支度を続けてた。



母は私の格好を見て


〔愛莉?あんたもしかしてお店に出るつもりなの?〕


母の問いに…



私がダメなの?


と返事をしたら…



〔愛莉…。あんた無理する事なんて無いのよ…お父さんから貴女の事は全て聞いた。無理して突っ張らなくていいのよ…無理な時は無理でゆっくり休息を取りなさい…〕


母の心配をよそに…


私は自分がお店に行きたいんだからお母さんいいでしょ?

と訊くと…


〔愛莉?余り無理をしないでね…〕


母はそう言って部屋から出て行った。



母の気持ちは有り難かった。
でも私は動いて無いと…
身体を動かして無いと…


死んでしまう…





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