嫌なアイツ
〔出来たわよ!〕
その声の後に…
【愛莉ちゃん目を開けてみて!】
海莉の声で私は目を開けると…
・・・・・・・・。
鏡に映る私は…
海莉と同じ格好…
そう…
ウェディングドレスを着てた。
しかも白…
【ねっ!言ったでしょ?愛莉ちゃんはピンクとかより白が一番お似合いなんだから…】
海莉が着替えを手伝ってた人達に言った
意味の解らない私は海莉にこれは一体なに?
何かの冗談?
半分キレ掛けの状態に成り聞いた。
【由良!入って来てもういいよ!】
海莉の声に饗庭さんが隣りの部屋から入って来て私を観た。
「愛莉ちゃん?むちゃくちゃすげぇ~綺麗じゃん!」
大きな声で言う饗庭さんに…
大きく溜め息を吐いた私…
饗庭さんに私は…
どう言う冗談でこんな真似をしてくれた訳?
そう言うと…
饗庭さんは何も言わずまた入って来た部屋に戻り…
!!!!!!!!
翔を連れて来た…
翔もモーニングに着替えさせられてた。
色は私と同じ白…
翔は私の姿を観て目を細めそして私に近付いて来た。