嫌なアイツ




馴れ初め紹介がすみ幼い時の私達が写された。


私と海莉…


そして饗庭さんと翔



二人は海外での写真を観て懐かしそう喋りながら観てた。


私達の知らない翔と饗庭さんの中学生時代、高校時代…


私は泣きやみ翔と饗庭さんの写真を観てた。



私達の写真が紹介された時、饗庭さんと翔は食い入る様にずっと観てた。


そんなに観なくてもいいのに…



幼少の紹介も終わり祝辞が読まれ歌や踊りを披露する友達。



そしてフリーに成った時…



父と母が雛段の方へ挨拶しながら近付いて来た…


私は逃げ腰に成った


私が知らなかった事とは言え…


翔と二人で雛段に居る場違いな私を…



【愛莉ちゃん?心配しなくても大丈夫だから…】


何を根拠に言ってるのか?
解らない私…


父と母が来た。



[由良君、海莉。二人ともやり過ぎじゃ無いのか?]


父は怒らない…

なんで?



〔海莉…由良さん…愛莉を泣かせてそんなに嬉しいの?〕


母の言葉を聞いて…



えっ?

私を泣かせる?

どう言う事なの?



私は口をパクパクやってると…



【そうだよ!これは愛莉ちゃんへ私と由良からのサプライズなんだよ!】


海莉の言葉に…

悪魔だ…





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