嫌なアイツ





『愛莉さん?ここは貴女の家ですから逃げる事なんて出来ませんよね?』


……………。


『僕をずっとシカトし続けるのであれば僕にも考えはありますが…いいんですかね?』



また…
脅迫じみた…


こいつ本当に最悪な最低な奴じゃん!



私はそう思ってると




『僕とそんなに話をするのが嫌なんですか?翼とは喋ると言うのに…翼と僕と何が?そんなに違うんですか?』

質問して来た…



質問に対して言われた言葉に…


私は答える義理なんてない…


どうもこうもない…


私が拒絶反応を起こして近付きたくないだけだから…



人の前ではいい人を気取る奴に…

人が居なく成ると本性を現わす奴に…



喋り方や態度まで変えるこの人に…




私は部屋を出て行く事にした。

こんな奴と一緒に居たく無くて…



ソファーから立ち上がり扉の方へ歩いて行くと…


『ようやく皆の所へ行くんですか?』

この声を無視した。



こんな奴と二人で私の部屋に居る事じたい間違ってる…



人の部屋に勝手に入って来ていつまでも居座る奴なんかと一緒の部屋なんかに居られない!


そう思ったから…








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