嫌なアイツ
晩ご飯をご馳走に成って翼さんと話をしょうと思い私は翼さんを呼んだ。
翼さんは私に違う部屋で話がしたいと言う事で翼さんの部屋へと移動した。
「向かいの部屋は兄貴が使ってた部屋なんだよ。後で兄貴の部屋に入って中を観て行くといいよ。」
翼さんはそういいながら自分の部屋へと私を招き入れた。
「愛莉ちゃん。早速なんだけど…。話って言うのはさ…。」
翼さんの話を聞きたくないな…
私はそう思いながら翼さんの話を聞く事にした。
「兄貴の消息がまだ見付からないんだよな…。愛莉ちゃんは大丈夫なの?あの家に…兄貴の家に愛莉ちゃんはまだ住んでるんだろう?一人で大丈夫?」
翼さんの心配する気持ちは解るけど…
翔の家はセキュリティーは万全だから一人でも大丈夫。
カイザーやジュリアも一緒だし何か?あれば管理人として伯父さんも居てるので私は翼さんに大丈夫だと答えた。
「何か?不便な事があればいつでも言ってきてね。いつでも力に成るから…」
翼さんのこの言葉にいつも私は甘えてしまって…
翔の身代わりとして翼さんに頼ってしまう…
ダメだって…
解ってるのに…
私は何も返事をしないまま下を向いた。