嫌なアイツ




一週間と言うのはあっと言う間に過ぎてしまった。


私は翔の車に荷物を積みカイザーとジュリアを乗せ翔の家に帰るとポストの中身を預かってくれてた翔の伯父さんが家に来てポストの中身を置いてそのまま帰ってしまった。


封筒やらダイレクメールなどがあり絵葉書やカードの類いは全く無かった。




そして…


翔の処分が決定した封書だと思う…


届いてた。



翔宛てに来てる封書を開ける訳にもいかず私はどうしょうかと思ってると…


タイミングよく翔のお母さんから電話があり翔の処分に対してのたぶん決定通知書だと思うけど届いた事を知らせると…


〔愛莉ちゃんこちらにも届いてて…。翔は今月一杯で解雇と言う形に成ってしまったのよ…。捜索の方も一旦、打ち切りにするみたいだったんだけどお父さんが抗議してね。続行する事に成ったんだけど…。〕

とおばさんは私に言った。



やっぱり辞めなくちゃいけないんだ…
本人が居てない状態なのに…



〔翔は本当に一体どこで何をしてるんだか…〕


おばさんは溜め息まじりにいった。



私は翔の処分は仕方がない事だと思う…翔がそれでいいと思って身を隠してるのであれば…




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