嫌なアイツ
母、海莉、由良さんそして産まれたばかりの大空が居た。
大空は由良さんに抱かれ寝てた。
私がビックリしてると…
【愛莉ちゃんごめんね。黙って押し掛けて来ちゃって…。愛莉ちゃんのレセプションをどうしても観たかったから来ちゃった…】
舌を出し言う海莉に私は大きな溜め息を吐いた。
来るのはいいけど…
大空を連れて来るなんて思ってもみなかった事だったしまかさ由良さんも一緒だとは思わなかったから…
母が来るのは解るけど…
私の先生でもある私の母だから…
弟子の創りあげた物を観に来るだろう…と私は予測してたから…
でもまさか退院したばかりの海莉と大空と由良さんまで来てるとは思ってもみなかった。
〔愛莉?あんたその荷物と犬達は何?〕
母の問いに私が今日から一週間ここに泊まり込みで花の手入れとケアをするのでカイザーとジュリアと三人でテント暮らしをする為の荷物だよ!と答えると…
〔嫁入り前の子がそんな事しないで!!あんたは何を考えてるの?〕
母の怒る大きな声が部屋中に響き渡った
私はもう決めた事だし支配人や関係者にも許可は取ってあると話した。