嫌なアイツ
母だけで無く海莉と由良さんまで反対してきた。
危ないだの…
24時間、付いてる事は無いだの…
家から通えばいいだの…
三人は五月蠅いくらい私に言って来た。
聞くのが嫌に成った私は荷物と紐を持ち休憩室から出た。
関係者以外お断り通路を通り母達が追って来ない様に…
いくら私の母とは言えここまでは入って来る事が出来ないから…
私はテントを張る場所を大方、決めてたのでその場所へ行きカイザーとジュリアの紐を離し私から離れない様に命令をし私はテントを出し組み立て始めた。
丁度、駐車場が見える柵の中にテントを張った。
廻りは木々に囲まれ空が見渡せる場所…そして自然界か?と想わせる様な廻りの木々達。
私はこう言う自然の中が大好き。
テントを張ってると母がこちらに来た。
しまった!!
見付かってしまったんだ!!
私は嫌な顔を母にすると…
〔愛莉?貴女の事が心配だからお父さんに話をしたわよ。お父さんがここに警備をつけてくれると言う事だから…。〕
母が言った。
余計な事を…
私は正直に思ってしまった。
お風呂やトイレ、キッチンは中を使わせて貰う事に成ってたから心配なんかないのに…