嫌なアイツ




翼さんは誰か?に電話をしてた。
私が見付かったと…


そしてメールを送り私に…


〔皆に愛莉さんが見付かったからと知らせておきましたからね。約束の場所にみんなもう集まって来てると思いますけどね!〕

と翼さんが言った。


私は返事も出来ずただ下を向くしか無かった。



【愛莉ちゃん!】

海莉の声が聞こえ…


顔をあげると…


みんなが居た。

私は直ぐに頭を下げごめんなさい!
そう言って謝った。


でも…


一人だけ許してくれ無かった相手がいた


そう…


アイツ…

哀川 翔だけが…


私は翼さんとそのまま一緒に歩いてた。


手を繋いで歩いてる事なんて全く気にもせずに…

廻りからも何も言われなかったから…




みんな言えるはずが無かったんだよね…


アイツの顔色を伺ってたから…

海莉でさえ言って来無かったから…



アイツが相当、怒ってたと言う事だったんだろうね…



翼さんが乗り物の前に来てようやく繋いでた手が離れた。

全くごく自然に手を繋いでた事に自分でも驚いてしまった。



ジェットコースターに乗る事に成り…

各自、券を買って…


そう思ってたら…








< 71 / 450 >

この作品をシェア

pagetop