嫌なアイツ




私はアイツと横に並び遊園地を一通り周った頃に構内アナウンスが流れ花火を開催すると言うアナウンスだった。

私達はその場所に移動し花火が上がるのをまだ?まだなの?と言いながら待ってた。



私は何も喋らずアイツの隣りに座り空を観てた。


『愛莉さん?今さっき海莉ちゃんと何を話してたんですか?あれから余り喋らなく成ってしまったから…』


アイツが訊いて来た


確かに…

海莉と話をした後…
私は誰とも話をして無い…


海莉の言った言葉が頭から離れなくて…



【逃げる…取られちゃうよ?】


アイツの事を指して言ってるのはいくら私でも解る…

でもアイツは私なんか…
好きじゃない…

私はアイツの事をどう思ってるのか?解らないのに…



海莉のバカ…

私にこんな難問が解ける訳が無いでしょうが!!
私は海莉みたいに恋愛ごっこの経験が殆ど無いに等しいと言うのに…

海莉のバカ…




『愛莉さん?愛莉さん?一体どうしたんですか?やっぱり海莉ちゃんと今さっき何か?あったんですね?』

心配そうなアイツに私は何でもないよ!と言った。


でも心配そうな顔のアイツ…


大丈夫だよ!!







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