嫌なアイツ




お化け達に囲まれ…


私は…

私は…


恐怖でその場で泣き崩れてしまった…


お尻を地面に着けたまま私は泣いてしまった…


お化けさん達も心配して近くに来てたけど…


私はアイツに抱っこされ出口を出た。

みんなは私とアイツを観て何も言わなかった…

言え無かった…

私が泣いてるから…

アイツが怒った顔をしてたから…



私は泣きやむまでアイツの胸の中に居た

係りの人が来てアイツと私に謝ってたけどアイツの返事は素っ気なかった。

私はいつの間にこんなに甘える様に成ったのか?

しかも…

嫌いだと言ってる奴に対して…



私は涙を流しながら違う事を考えてた。


泣きやむと海莉や翼さんがコーヒー缶を手渡してくれそれを飲んだ。


アイツは何も言わなかった…

ただ私を抱き締めたまま…

コーヒーを飲んでた



私は有り難う。
そう言ってアイツの腕から離れ様とした時に…


『ごめんね。守ってあげれ無くて…』

とアイツが言った。


私はえっ?
と思いアイツを見たらアイツは…


『目…うさぎに成っちゃったね…』


そう言ってアイツの方から私を離した。








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