嫌なアイツ





『じゃ返事はOKなんだね?』

とクスクス左手を口に当てて笑うアイツ



私は【うん】と言って頷いた。



私はアイツがなんで笑ってるのか?

意味が解らなかった




私が何故?そんなに笑うのか?と質問をしてみたら…



『いえ…。愛莉さんでも慌てる事があるんだと思ってね。』


そう言ったアイツに私は何も言え無かった。


私はやっぱりアイツに惹かれ始めてるんだと気付いた。


私が慌てるなんて有り得ない…

それに気になる存在に成ってる…

アイツの姿がないと私は探してる…



……………。


ダメじゃん私…



私の気持ちはどう成ったの?

花を大切にしない人に人の気持ちなんか解らないのに…



『愛莉さん?また何か?考え事を始めてるんですか?』



えっ?


違うよ?


そう言ってアイツの方を向くと…


アイツは私の髪を撫で頬を撫で唇の輪郭を指でなぞり優しい笑みを私に向けた。


私は…

ドキドキが止まらない…



こんな事をされた事のない私…


ドキドキが止まらなく成った…




心の中で…


ぎゃぁ~!

海莉!!
どうしたらいいの?

と叫んでた…







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