嫌なアイツ
私とアイツはもう既に付き合ってたんですか?
私は初耳なんですがね?
私はアイツに…
お付き合いしてる気はないんですが?
と訊いた。
『僕はお付き合いしてると思ってましたよ?愛莉さんキスしても怒らなかったんですから…』
………………。
確かに…
噴水の所で…
今日プールで…
…………………。
『僕の勘違いだったんですか?』
あれは貴方が勝手にした事で…
私はあの時、驚いてたんです!!
と言うと…
『僕は愛莉さん貴女が僕の彼女だから嫉妬もしたし他の男にナンパされるのも嫌だったから貴女を探したりしてたんですよ?』
…………………。
『じゃ貴女はどんな男にでもキスをさせるんですか?』
さすがに私もこの言葉には我慢出来ず!
【好きでもない男と私がキスする訳が無いでしょ!!】
そう言った瞬間…
???????
私はアイツに抱き寄せられてた…
『愛莉さんは好きでも無い男とはキスをしないのであれば僕は少なからず嫌われてないと言う事ですよね?むしろ僕を受け入れてくれてる?そう思っていいんですよね?』
…………………。