嫌なアイツ





私は車の時計を見るともう日付が変わってしまってた。



私が慌ててると…



『大丈夫だから…。おばさんにも電話を入れたし海莉ちゃんにもここに着いて事情を説明しておばさんに家の前に居るからともう一度、伝えて貰ったから…』


…………………。



有り難う…

私がそう言うと…



『付き合ってるんだからそれが礼儀でしょう?』

と言ってのけたアイツに私は…



付き合ってません!

そう言うと…



『愛莉?覚えて無いの?僕の事を好きだって今さっき言った事?』


???????


!!!!!!!!



えぇ~!!


私は本当に驚いてしまった!



言った覚えがない…



嘘だ!!

そう言うと…



『愛莉がキスの後に自分から言ったんだよ?俺を好きだと…惹かれて行ってるのは確かだと…だから好きなんだと…』



嘘だ!

嘘に決まってる!


そう叫ぶと…



『じゃもう一度、最初からやり直しましょうか?僕は一向に構いませんよ?』


そう言うアイツに…



私はシートベルトを外し外に出ようとした瞬間、手を引かれアイツの腕の中でアイツにまたキスをされた。








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