嫌なアイツ
プラネタリュームと彼氏…




車から降り私はアイツの車を見送った。



家の中に入ると…



「愛莉!あんた本当に翔君と付き合ってたのね!冗談だと思ってたのに海莉から訊いてビックリしたわよ!」

と第一声の母の言葉はこれだった。



私は大きく溜め息を吐き母にただいま…


そう言って海莉は?と尋ねると母は海莉は今、誰か?と電話中だと言った。


私は電話の置いてあるリビングへと移動しその移動中も母はアイツの事をねほりはほり訊いて来た。


確かにアイツは官僚とか言う職に付いてるかも知れない…

でもそんな事、私には関係なかった。



私にはもっと大変な問題が山詰みに成ってたから…



一つ目は海莉…

アイツとの事をなんて説明するか?


二つ目は…

父と母になんて説明をするのか?


三つ目が最大級の超難問で私が一番、頭を抱えてる事…

そう…

アイツの事…



私は付き合うとも好きだとも言ってないし言った覚えがないのに…
アイツは私がアイツを好きだと言ったと告げた。
でも私には記憶に全くない…


私は本当にアイツを好きだと言ったのかが問題なんだ…


私は…


あ"~

もう解んない!!

どうすればいい?







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