貴方に会えたから。


「ごめんね…
気づいてあげられなくて…」


「奈々のせいじゃない!
俺がばれないようにしてきただけだ。」



「それでも彼女として
気づいてあげられる場面はいくつもあったのに気づいてあげられなかった。」


「なぁ、奈々。
もう一度俺の彼女になってくれますか?
俺のことを支えてほしい…
奈々を見ているだけで元気になれるんだ。」


「私も翔のそばにいたい。
もう、離れたくない。
わたしこそ、私のそばにずっといて下さい。」


こうしてもう一度ふたりはカレカノになった。



< 41 / 106 >

この作品をシェア

pagetop