貴方に会えたから。




次の日、奈々は目を覚ました



俺は奈々に会いに行った



「奈々、すまない
俺が病気になったばっかりに…」




「ううん、違う!
翔のせいじゃない!
翔は優しいからまたそうやって自分を責める!
悪いのは私のほう…」



「………。」


俺はなにも言えなかった


それは奈々の笑顔を見ているのが苦しいくらいに辛く、悲しい笑顔だったからだ



俺はその笑顔を見た途端なにも言葉がでてこなかった





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