貴方に会えたから。



「先生、本当にありがとう。
行ってきます。」



「よい二日間にしてくださいね。」




「はい。」




こうして俺は奈々に内緒で学校にきた。



久しぶりの学校、久しぶりの教室。



そして俺は今、教室のドアの前に立っている。




ドアをあけた。


「よっ、みんな久しぶり〜
元気だったか〜」



「翔⁈
なんでここにいるの?」



「前に言ったでしょ?
先生に頼んだんだよ!
そしたらOKもらえてさ〜」



「久しぶりだなー翔!
元気だったか!」


バスケ部の間宮秋が話しかけてきた。



「おっ、まっちゃんも久しぶり〜!」




「そうだ!忘れるところだった!
俺、今日女子に話があってきたんだったわ!
俺と奈々は付き合ってる、それは知っているだろ?
そのことで、奈々が嫌がらせを受けていたらしい。
お前らに嫌がらせをする権利なんてねぇ!
今後奈々に嫌がらせをしたやつは俺がゆるさねぇ!
今回は忠告だ!次はないとおもえ!」


翔がわざわざみんなにいってくれたことがうれしかった。



しかも、貴重な二日間に…








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