世界を守れそうな6人
一方その頃。
「部屋何処ですか? 荷物、後で持って行きますので」
「男子は女子の寮、女子は男子の寮、それぞれ立ち入り禁止だった筈だけど」
「で、では寮母さんに届けるようにお願いします」
蛍人と共に屋上を後にした咲は男子寮の入り口まで蛍人を送り届ける。
此処までの道のりで2人には全く会話はなく、これが2人だけでの最初の会話となった。
別れ際に咲は寮の中へと入ろうとする蛍人の後姿に、一言言う。
「無理はしないで下さいね」
だが蛍人からの反応は何もなく、彼はただ前へ前へと進むだけである。
この時咲は、何故か更に不安な気持ちに襲われてしまった。
「部屋何処ですか? 荷物、後で持って行きますので」
「男子は女子の寮、女子は男子の寮、それぞれ立ち入り禁止だった筈だけど」
「で、では寮母さんに届けるようにお願いします」
蛍人と共に屋上を後にした咲は男子寮の入り口まで蛍人を送り届ける。
此処までの道のりで2人には全く会話はなく、これが2人だけでの最初の会話となった。
別れ際に咲は寮の中へと入ろうとする蛍人の後姿に、一言言う。
「無理はしないで下さいね」
だが蛍人からの反応は何もなく、彼はただ前へ前へと進むだけである。
この時咲は、何故か更に不安な気持ちに襲われてしまった。