世界を守れそうな6人
「熱もなさそうね……でも今日は大人しくしていなさいね?
食事は君のルームメイトの子に届けさせるようにするから」

「はあ……」

「何かあったらすぐに知らせるのよ。それじゃ、これで」


話が一方的に進んで、終わった。

蛍人は突然言われ過ぎて、まだ内容を処理しきれていないだろう。

立ち去るかほるの後姿を見送った後、ゆっくりと起き上がり、

咲が持って来たカバンの中にあった携帯を取り出し、いじり出す。

新着で1件メールが入っているではないか。

誰が送ったのだろうかと、蛍人はゆっくりとその画面を開いた。
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