世界を守れそうな6人
「しょ、勝者3年B組!!」
郁人はスルリと旭から紫色のハチマキを奪い取ったのだった。
決着がついた直後、唖然とする旭に郁人は眼鏡をぶら下げたままの郁人は笑みを浮かべながら、
「僕が油断したとでも思った? している訳ないだろう? 甘いね」
と。勝ち誇り、嫌みを言っているようにも聞こえなくはない。が。
旭は取られてしまった悔しさよりも勝ってしまった物を、郁人にぶつけた。
「め、眼鏡直してねえから真剣に何言ってもおかしく見える……」
激戦の跡と言えば良いように聞こえるが、旭からすればなかなか落ちないぶら下がり揺れる眼鏡は、
今はすっかりふざけているのかと言わんばかりの物と化していた。
郁人はスルリと旭から紫色のハチマキを奪い取ったのだった。
決着がついた直後、唖然とする旭に郁人は眼鏡をぶら下げたままの郁人は笑みを浮かべながら、
「僕が油断したとでも思った? している訳ないだろう? 甘いね」
と。勝ち誇り、嫌みを言っているようにも聞こえなくはない。が。
旭は取られてしまった悔しさよりも勝ってしまった物を、郁人にぶつけた。
「め、眼鏡直してねえから真剣に何言ってもおかしく見える……」
激戦の跡と言えば良いように聞こえるが、旭からすればなかなか落ちないぶら下がり揺れる眼鏡は、
今はすっかりふざけているのかと言わんばかりの物と化していた。