世界を守れそうな6人
「し、審議結果をお伝えします」
アナウンスの女子生徒に、1枚の紙切れが審議をしていた先生の手によって渡される。
その紙切れに書かれた内容を女子生徒がゆっくりと興奮を抑えるかのように読み上げた。
全員がゴクリと息を呑み、その次の言葉を待つ。
「普通科生徒会、特別科生徒会の同時ゴールの件ですが……双方共に同着とみなし、同着3位と認定します」
同着3位。つまりは引き分けと言う事になる。
誰もが予想をしていなかった結果に、2つの生徒会の面々は一瞬戸惑った。
「ったく……結局何やっても、勝負はつかないって事かよ」
徐々に息を切らさなくなって来た柚太が文句を言うが、表情はその言葉とは裏腹に満足そうな様子だ。
アナウンスの女子生徒に、1枚の紙切れが審議をしていた先生の手によって渡される。
その紙切れに書かれた内容を女子生徒がゆっくりと興奮を抑えるかのように読み上げた。
全員がゴクリと息を呑み、その次の言葉を待つ。
「普通科生徒会、特別科生徒会の同時ゴールの件ですが……双方共に同着とみなし、同着3位と認定します」
同着3位。つまりは引き分けと言う事になる。
誰もが予想をしていなかった結果に、2つの生徒会の面々は一瞬戸惑った。
「ったく……結局何やっても、勝負はつかないって事かよ」
徐々に息を切らさなくなって来た柚太が文句を言うが、表情はその言葉とは裏腹に満足そうな様子だ。