世界を守れそうな6人
<拙者ノ声ガ聞コエテイナイト言ウノカァァァァ>


頭を抱えて叫ぶかのように嘆くお侍。旭や先生、その他声の聞こえているメンバーは驚く。

当の女の子は無反応。どうやら彼女にはお侍の声は聞こえていないようだ。


「はい、そこの侍君。今は説明の時間だからちょっと黙っていてくれないかな。
口説くなら後でたっぷりとやってくれて構わないから、ね」


淡々とお侍に注意する先生。そこで女の子は初めて自分が口説かれていた事を知って驚いた。


(あ、あの侍こっち見た……嫌な予感がするなあ……)


悲しむお侍が見たのは水着姿の女子2人に囲まれている旭であった。

他人事のように見ていた旭はその痛い位の視線に、この流れに巻き込まれる事を感じたのであった。
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