世界を守れそうな6人
「あれ、旭……」

「ああ、オレか? 侍の幽霊が出てさ、1年の女の子口説いていたんだよ。
しかも想いが届いていない事が分かった途端、オレに取り憑いて口説きだしやがって……
まあ、あんまりひどかったからお祓いしたっけ。そのままショックで成仏する勢いだったしな」

「いや、そうじゃなくて……」

「どうしたんだ? 榊」


旭がお侍との出来事を笑いながら話すも、奏は相変わらず不思議そうな顔をしている。

奏の様子に柚太を始め誰もが疑問を抱く。すると恐る恐る奏は旭に尋ねる。


「旭、君って福神漬はそんなに食べられなかったんじゃ? 何でそんなに沢山……」


付き合いの長い奏は旭が何が苦手なのかと言うのも、ある程度は分かっていた。

だから彼が福神漬が大の苦手だと言う事も知っていた。

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