世界を守れそうな6人
「と、遠山先輩……!?」

「一瞬だけだから、ちょっとジッとしていて貰えると助かる」


旭はその言葉だけを残し、大きく息を吸い手に力を集中させた。

すると本当に一瞬だけ眩しい感覚に全員が襲われる。その感覚が通り過ぎた頃には……。


「おい、一体何をしたんだ!?」

「本当は使いたくなかったんですけどね。流石にオレ1人で捜すのも大変ですし。
かといって他の霊力タイプに手伝ってもらう事も正直出来ない。
だからこの場にいる全員に、幽霊が少しだけ見えるようにしました。ただ、この合宿中の間だけですが」


そう説明したかと思えば、わずかによろめく旭。

どうやらこの力を使う事には慣れていないようだ。
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