世界を守れそうな6人

それからすぐに未だに眠っている蛍人を起こす。

悲鳴にも動じずに寝ていられる蛍人はある意味凄いのかもしれない。


「……おはよーございます。遠山先輩、榊先輩」

「湯浅君……ボク達はこっちだって」


ゆっくりと起き上がり、蛍人が挨拶をしたのは備え付けのテレビ。

まだ蛍人も夢の中にいるよう。奏が彼の両頬をパシンと強く叩いて、ようやく彼はしっかりと覚醒した。


「遠山先輩……顔真っ赤。ゆでだこみたい」


ポツリと一言呟いてから蛍人もまた着替えを始めようと服を脱ごうとしだす。

珍しくうっかりしていた奏が彼を止めようとするも一足遅く。


「嫌ぁぁぁぁぁぁ!!」


再び旭の中の幽霊が悲鳴を上げた。