世界を守れそうな6人
たまに出会う幽霊に泰一の事を聞いてみても、“知らない”の一言で全て終わってしまう。
1つ目のチェックポイント到達時にもそこにいた先生の背後にピッタリと寄り添う男の幽霊と遭遇するが、
既に同じ事を先に出発していた1年生ペアの2人に聞かれていたようだ。
旭が大きな溜息を吐いた所で、今にも魂が抜け出てしまうような里緒を見てある事を考えた。
「先生、笹原預かって下さい。もうコイツ、リタイアした方が賢明だと思うので。
別にペアでゴールしろとは言っていないし、オレ1人で笹原の分も行ってきます」
ずっとしがみついたままの里緒を無理矢理引き剥がし、先生に差し出すも……。
「ま、まだ行けるってば!! 私を1人にしないでよ!」
「先生がいるから1人じゃないし。それに足が震えている。この先お前にとっては地獄だぞ?」
1つ目のチェックポイント到達時にもそこにいた先生の背後にピッタリと寄り添う男の幽霊と遭遇するが、
既に同じ事を先に出発していた1年生ペアの2人に聞かれていたようだ。
旭が大きな溜息を吐いた所で、今にも魂が抜け出てしまうような里緒を見てある事を考えた。
「先生、笹原預かって下さい。もうコイツ、リタイアした方が賢明だと思うので。
別にペアでゴールしろとは言っていないし、オレ1人で笹原の分も行ってきます」
ずっとしがみついたままの里緒を無理矢理引き剥がし、先生に差し出すも……。
「ま、まだ行けるってば!! 私を1人にしないでよ!」
「先生がいるから1人じゃないし。それに足が震えている。この先お前にとっては地獄だぞ?」