世界を守れそうな6人
一方で、咲はおどおどしながら人ごみの中を歩いていた。
一緒に行動しようと約束した新しく出来た友達と、どうやらはぐれてしまった様子だ。
「困りました。これでは見付からない。他の方とお喋りでもしましょうか。
でも知らない人に話し掛けるのは緊張するし……」
ブツブツと独り言を呟きながら、友達を捜索し続ける咲の目に見慣れた姿が飛び込んだ。
少し離れた人気の少ない場所で壁にもたれかかり、
まるでこの様子を見守っているかのような奏の姿だった。その顔色は少し青ざめているようだ。
「榊先輩! ……大丈夫ですか? 顔色悪いですよ?」
一緒に行動しようと約束した新しく出来た友達と、どうやらはぐれてしまった様子だ。
「困りました。これでは見付からない。他の方とお喋りでもしましょうか。
でも知らない人に話し掛けるのは緊張するし……」
ブツブツと独り言を呟きながら、友達を捜索し続ける咲の目に見慣れた姿が飛び込んだ。
少し離れた人気の少ない場所で壁にもたれかかり、
まるでこの様子を見守っているかのような奏の姿だった。その顔色は少し青ざめているようだ。
「榊先輩! ……大丈夫ですか? 顔色悪いですよ?」