世界を守れそうな6人
怒鳴る柚太に冷静に答える郁人、いつものくだらない喧嘩の空気はそこにはなく。
ただ険悪なムードだけが流れだす。
どうすべきか混乱している佐和は郁人にとりあえず乗っかる事にした。
「ユズ、行こう? ……ワタシも旭君が心配だよ?
でもワタシ達まで一緒になったら、余計に皆心配にさせちゃうと思う」
柚太は佐和のもっともな意見に渋々と了承し、
2人よりも前の方をイラつかせながら元の道へと歩き出す。
その後ろ姿を見ながら郁人は佐和に感謝をする。
佐和がそれを言わなければずっとこのままだったから、と。
更に自分も全く心配していない訳ではない事を彼女にだけこっそりと伝えた。
佐和はそれに笑顔を見せ、旭の為にも幽霊を捜し出そうと意気込んだ。
笑顔を間近で見てしまった郁人は頬を赤らめ、今にも倒れてしまいそうな気分であったと言う。
ただ険悪なムードだけが流れだす。
どうすべきか混乱している佐和は郁人にとりあえず乗っかる事にした。
「ユズ、行こう? ……ワタシも旭君が心配だよ?
でもワタシ達まで一緒になったら、余計に皆心配にさせちゃうと思う」
柚太は佐和のもっともな意見に渋々と了承し、
2人よりも前の方をイラつかせながら元の道へと歩き出す。
その後ろ姿を見ながら郁人は佐和に感謝をする。
佐和がそれを言わなければずっとこのままだったから、と。
更に自分も全く心配していない訳ではない事を彼女にだけこっそりと伝えた。
佐和はそれに笑顔を見せ、旭の為にも幽霊を捜し出そうと意気込んだ。
笑顔を間近で見てしまった郁人は頬を赤らめ、今にも倒れてしまいそうな気分であったと言う。