世界を守れそうな6人
かなこは全て話す。里緒を置いて行ったのは、

これ以上里緒が怖がらないようにする為と言う旭の優しさだと言う事。

捜している途中で水着を着た幽霊と出会い、情報を入手したと言う事。

その情報を元にとある場所に行こうとしたら、木につまずいて派手に転んだ事。

そして怪我が心配になったかなこの意思によって、強制的にここに戻って来たという事を。


「そうなのですか……」

「まだ行けるって言ったのに、置いて行ったのよ?　ひどい話よね」

「いや、それよりももっと気になる話があったんじゃないかな?」


里緒や咲とは異なる別の声が2人の背後から聞こえてきた。

ニコニコと笑みを浮かべる、奏であった。その隣には微かに震える蛍人の姿もある。

どうやら奏もナイトウォークから戻ってきたようだ。
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